避妊手術よりもアフターピルを使おう!

彼氏にコンドームをつけてほしいと言えずに、妊娠する可能性がある日に性交渉を行ってしまった、大丈夫な日だと思っていたけど危ない日だった、あるいはレイプされたなどで、望まない妊娠になってしまう可能性がある時、あなたはどうしますか。
次の生理が無事に来た時は、ホッとするでしょう。
しかし、その間のストレスは計り知れないものがあります。
万が一妊娠してしまった場合は、堕胎手術を受けることになります。
妊娠しないためには、卵管を縛って卵子の通過を阻止して生殖機能をなくす卵管傑作術という避妊方法もあります。
しかし、たとえ30分ほどの手術であったとしても、卵管傑作術は、手術である以上は心身に負担がかかります。
日帰りで行っている婦人科もありますが、入院しなければならない婦人科も多いです。
麻酔によるリスクや大量出血や血栓や感染症などの術後合併症の危険が、頻度としては低いながらもあります。
卵管結紮術には、このような合併症や後遺症の危険を伴っているということを知っておきましょう。
そして極まれに、縛った卵管がほどけて妊娠することもあります。
卵管結紮術後10年間で、約2%くらいが妊娠しています。
その妊娠の大半は、子宮外妊娠です。
卵管結紮術の避妊効果は100%ではなく、極まれに妊娠することもあるということを知っておいてください。
経口避妊薬の失敗率(妊娠してしまう確率)を0.3とすると、卵管結紮術の失敗率は0.5といわれています。
卵管結紮術の大きなデメリットが、もう一つあります。
それは、もしも子供が欲しくなった場合は、もう一度手術を受けて卵管を縛っていた器具を外すなどの処置を受けるか、体外受精になってしまうことです。
一度卵管結紮術を受けると、そう簡単には元には戻せないということを、充分に認識してください。
「帝王切開のついでにできますよ」、「簡単な手術ですよ」などと簡単さだけを強調して勧めるような産婦人科があったとしても、絶対にすぐに答えを出さないでください。
どのような危険があるのかも、きちんと説明をしてもらいましょう。
説明を求めても、簡単さだけを述べるような産婦人科には、あなたの身体やあなたの赤ちゃんのことは任せない方が無難です。
費用面ですが、帝王切開と同時に卵管結紮を行った場合は、お産の費用にプラス3万円から10万円ほどでできる医療機関が多いです。
お産とは関係なく避妊目的で単独に行った場合は、10万円から20万円が相場と言ったところです。
健康保険は適応されないので、安い治療ではありません。

避妊手術とアフターピルでの体への負担とは?

薬を飲んで避妊する方法には経口避妊薬がありますが、意外と知られていないのがアフターピルです。
アフターピルは、コンドームが破けた、避妊しないで性交渉を持ってしまった、安全な日だと思っていたら妊娠の可能性が高い日だった、レイプされたなどで望まない妊娠に至りそうな場合に、性交後72時間以内に薬を飲んで避妊します。
性交渉の後に服用するピルなので、アフターピルと言われています。
72時間を多少過ぎていても若干の効果はあると言われています。
着床を阻害したり排卵を遅らせる働きがあるので、避妊できると考えられています。
ノルレボという薬を使った場合は、性交渉後72時間以内のできるだけ早くに、2錠の薬を1回飲むだけです。
1回きりの服薬で済むので、体への負担が非常に少ないです。
もちろん、生殖機能に影響を及ぼすこともありません。
薬の副作用もほとんどありません。
たまに軽い吐き気や頭痛を訴える人はいますが、一時的なもので長くは続きません。
この薬を72時間以内に服用したにも関わらず妊娠してしまう確率は、1.1%と言われています。
また、万が一失敗して妊娠してしまったとしても、胎児に奇形や障がいが出るといった心配はないとされています。
アフターピルは、72時間以内で早く飲めば早いほど効果が高いので、アフターピルを受け取ったらその場ですぐに飲むようにしてください。
保険は適用されませんが、費用は避妊手術と比べるとずっと安いです。
日本承認薬の場合は1万5000円前後が相場です。
女性が美容院でカットとカラーをしてもらうとこれくらいの値段がかかるので、それを考えるとすごく安いのではないでしょうか。
万が一の時のことを考えて、自宅に常備している人もいます。