ピルは正しく服用しないと効果が出ないので注意

ピルは錠剤のことを指す英語ですが、日本でも英語圏でも経口避妊薬のことも意味します。
ピルにはいくつかの種類がありますが、28日周期(4週間)を1サイクルとして服用するものが一般的です。
そもそもピルの仕組みとしては、生理周期に合わせて女性ホルモンを補充し、それにより妊娠しにくい状態にするというものです。
具体的には主作用として排卵抑制があり、補充された女性ホルモンにより下垂体に作用して、卵胞刺激ホルモン(FSH)と黄体形成ホルモン(LH)の分泌を抑制することで、排卵を起こらないようにします。
注意を促す女性またこれらの女性ホルモンは、子宮内膜が厚くなり、着床しにくくし、また子宮頸管の粘液を変化させ精子の進入を邪魔するというものです。
基本的には妊娠中に新たな妊娠が起こらないように外部から女性ホルモンを補充することによって発生させるというものです。
しかし、外部から女性ホルモンを補充することはホルモンバランスを乱す原因になります。
このため28周期を1サイクルとして服用するピルでは必要最低限の女性ホルモンを補充するため、毎日1錠を同じ時間帯に服用することが求められます。
またピルは飲めばすぐに効果が現れるというものではなくはじめて服用する場合には7日間は効果が期待できませんから、その間は別の避妊方法を併用する必要があります。
服用期間は28日周期(4週間)が1サイクルですが、実質服用するのは21日間です。
残りの7日間は休薬期間になります。
このため21錠タイプでは7日間の休薬期間を経て再び始める必要があり、この際に飲み忘れが発生するリスクがあります。
このため28錠タイプでは最後の7日間の休薬では成分の含まれていない錠剤を服用する仕組みになっています。
この28錠タイプのメリットは毎日1錠、同じ時間帯といった習慣を継続することができます。
一方でピルは毎日1錠同じ時間帯に服用することが前提で、これらのルールを破れば避妊効果は著しく低下します。

ピルを飲み忘れた場合の対処法

ピルは毎日1錠同じ時間帯に服用することが求められています。
このため服用するさいには飲み忘れが起こらないように工夫する必要があります。
また稀なケースですが、十分に成分が身体に取り入れられていない間に吐いてしまったりすると飲み忘れと同じ結果になるため注意が必要です。
このため服用するのであれば朝や昼が良いタイミングといえます。
一方でピルを飲み忘れた場合の対象法としては12時間以内であれば、気づいた時点で服用し、次は通常通りに服用することで元通りになります。
厳密な服用が求められるピルですが、12時間以内は誤差の範囲といえます。
一方で12時間以上24時間以内でも気づいた時点で服用し、次も通常通りに服用するのが対処方法ですが、場合によっては出血を起こすことがあります。
24時間ちょうど、または24時間以上の場合には前日分と合わせて2錠を服用するのが対処方法ですが、対応が変わってきます。
飲み忘れの日が、1日目から7日目だった場合には避妊効果が低下します。
このため他の避妊法を併用する必要があります。
15日目から21日目だった場合には休薬する7日間を置かないで続けて次のシートを服用することになります。
いずれにしても避妊効果が落ちている可能性があるため他の避妊法を併用するのが無難です。
2日以上の場合には、避妊効果は期待できなくなります。
このため次のシートまで服用を中止してリセットするか、残りのピルを服用を続けるかの選択になります。
残りのピルを服用し続けるメリットは避妊効果は失われますが、ホルモンバランスの安定効果は続くといったものです。
なお、28錠タイプの休薬期間中の7錠は飲み忘れをしても影響はありません。